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アカパックンの開発秘話

恵川商事株式会社
代表取締役社長
安藤 孝平
(あんどう こうへい)
意外に思われるでしょうが、当初アカパックンは「クリーン」や「エコ」を目的として開発された商品ではありませんでした。 きっかけは、10年ほど前によく報道されていた、高齢者の方が浴槽で転倒したという事故です。こうした報道を見聞きするたびに「高齢者の方の転倒事故を防ぐ方法はないだろうか」と考えるようになりました。
転倒の原因のひとつは浴槽内に付着した湯アカです。足腰が弱くなっている高齢者の方は、ヌルヌルした湯アカで足を滑らせるとバランスを崩しやすいのです。 調べてみたら、浴槽に付着する湯アカ成分の約70%が油分だという。 「それなら、この油分を取り除けば掃除の負担も回数も少なくなり事故を防ぐことができるのではないか」と思い立ち、油分を取り除くための素材を探したり、デザインや顔の表情を考えたり。 試作を繰り返し、アカパックンを完成させました。
当初は転倒防止のために開発した商品ですが、皮脂を吸着することでキレイなお湯を保ち、残り湯も気持ちよく再利用できますし、お風呂掃除にかける時間も回数も減らせる。 つまり節水ができ、エコに役立つということで、現在のような商品になったのです。
苦労の末にやっと商品が完成したと思ったら、次はそれ以上の困難が待っていました。なかなか売れないのです。 アカパックンは新商品ですから認知度がないのは当然ですが、当時はメーカーの恵川商事も認知されておらず、取り扱い店舗を探すのも大変でした。 東急ハンズさまでの取り扱いが決まったので「よし、頑張ろう!」と店頭で実演販売を繰り返し、普及に努めたのですが、思うように売れない…。 1ヵ月間の販売数が多くても1,000個ほどしかなくて、アカパックンの作り手の方々にも申し訳がなかったですね。
アカパックンの作り手は、授産施設の方々です。 恵川商事は自立支援(社会福祉)の一環として、授産施設の方々にアカパックンを作っていただいています。 店頭で売れていなくても、毎月一定数のアカパックンを作って納品していただいていますから、当時は店頭での販売数よりも、恵川商事に納品される数の方が圧倒的に多かった。 そんな状況が3年半ほど続き、在庫数はとうとう4万個にまで増えてしまった。アカパックンで社内は埋め尽くされていましたよ。
販売に苦慮していたある日、私が立ち寄った東急ハンズさまの売り場で、アカパックンの陳列を直している人たちがいました。 アカパックンの作り手である授産施設の方々でした。 自分たちが作ったアカパックンがどんなふうに売られているのか、その売り場を見に来ていたのです。
作り手の方々にとっても、アカパックンは自分たちが一生懸命に作った大切なもの。 その想いから、店舗スタッフでもないのに陳列を整えていたのだと感じました。 その姿に心を打たれた私は「作り手の方々のために、販売店のみなさまやご使用になるお客さまのために、メーカーである私たちがもっと頑張らなければ」と強く感じことを覚えています。
あきらめることなく、地道にアカパックンの販売促進に取り組む日々が続きました。
転機が訪れたのは2008年です。環境間題が主要テーマのひとつとなった「G8北海道洞爺湖サミット2008」の開催により、問い合わせが増え始めたのです。 おかげさまで現在もテレビ番組や新聞、雑誌など、さまざまなメディアで取り上げていただけるようになりました。 取り扱っていただける販売店さまも増え、多くのお客さまにご愛用いただいております。
これからもアカパックンを通して、水などの貴重な資源を大切にし、暮らしをより快適にするお手伝いをしていきたい。 そのためにも、今後も作り手である授産施設の方々とともに、アカパックンのさらなる品質向上に取り組み続けていきます。 それが、ご使用いただくお客さまの満足感や信頼を高め、授産施設の方々の継続的な自立支援にもつながると考えています。
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